「もう前に進めない」と感じる時
- アニータ
- Jul 6, 2016
- 3 min read

できる限りのことはしました。困難な状況を変えようと、あの手この手を尽くしたのです。でも、努力も水の泡。あなたは「もうこれ以上前に進めない」と感じています。
「これ以上耐えられない。現状から抜け出したい」
こう感じているのは、あなただけではありません。実は、非常に多くの人達がこのように感じています。今置かれている状況に満足できません。
しばらくの間、色々なことを試し、変化を試みたかもしれません。髪型を変えてみたり、新しい服を買ったり、友人と時間を共にしたり、バケーションに行ったり。頑張ってみたものの、何も変わらない時、「自分の生活する場所を変えたい。でも変えられそうにない」という現状に縛られます。イライラが募り、周りの人も我慢ならないと感じる時、「他人が困難の原因だ」と感じ、人を思い通りに操ろうとするかもしれません。自分の欲しいものを手に入れるため、人を操ります。「今すぐ」変化が欲しい。自分の人生を「コントロールしたい」。そう考えます。
「自分で人生をコントロールすることができれば、幸せになれる」
問題の鍵は、このようなものでしょうか?
このような生き方は、もう試されましたか?
しばらくは上手くいくかもしれません。しかし、人々はやがてあなたに使われ、コントロールされることを嫌がるようになります。そして、また原点へと舞い戻ります。それどころか、現状が悪化します。私たちは希望を、外面的な状況、人、場所や物に置いてしまうのです。
何年か、このように生きた後、何が残るでしょうか?疲れです。喜びや幸せを手に入れようと、一生懸命に状況をコントロールしようとしましたが、それとは裏腹に「もう前に進めない」と感じる状況に陥ります。
「生きる」とは、このようなものでしょうか。この先、変化を期待することはできるのでしょうか?
このような質問について考える時、人生に希望はない、と感じるようになります。自分は、望まない人生に閉じ込められた不幸な人間だ、と感じるようになるのです。
自分の置かれた状況を見回す時、喜びや満足、またほんの小さな変化も期待することができないと感じますか?このような時、感情が毎日を定義するようになります。そして、このような感情に基づいた判断は、あなたの毎日だけでなく、毎秒を定義するようになります(ルカ6:45、ヤコブ3:6)
もしかしたら、私たちに必要な変化は、私たちの「考え方」にあるのかもしれません。外面的な変化、また人を操ることが答えではありません(ローマ12:2)また、現状を把握し直すことを学び直す必要があるのかもしれません。置かれた状況について、何が真実でしょうか。状況は、私達が思っているほど悪いのでしょうか。それとも、状況が自分の考えを左右し、正しい考えや、正直で正当な考えから、自分の苦手な状況や人と正しく向き合うことを妨げているでしょうか(ピリピ4:8)
困難な状況に閉じ込められる時、多くの場合、私達が前に進むために必要な力や勇気をあたえてくれる変化は、実は自分の中にあります。私達が状況をどのように考えるのかが鍵です。新たな考え方が脱出を可能にし、私達が新しい人生を歩むための忍耐や鍛錬された意志を与えてくれるのです。これこそ、勝利を得た者の生き方です(詩篇43:5)

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