異文化間コミュニケーション
- アニータ
- Aug 7, 2016
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最近、仕事関連の会議について電話をかけた後、相手会社から電話を受け取ったことについてメールが来ました。そのメールには、私が電話をかけたこと、そして業務に関心を持ったことへの感謝と、業務内容のサンプル、また会議の時間や場所の詳細についても書かれていました。最後の文に目を通すと「この日程で良いか、どうかご確認ください」と書いてありました。この文の意を捉えるのに少々時間がかかりました。その文を読みながら、文字通りに解釈しようとする時、語順がどのように言葉の意味を変え得るかについて考えさせられました。言葉の並べ方に気をつけなければ、相手に伝えようとしていることも、伝わらないかもしれません。
私は時々仕事で英語を使いますが、英語で「どうか」という言葉は、正しいことをするように勧める表現です。ニュアンスとしては、相手に少しいらだちを見せ、ことを催促しているように見せます。メールの送り手は、このようなニュアンスを伝えたかったのでしょうか。いいえ、相手の母国語も英語ではありません。ですから、「どうか」という言葉を文の所々に挟むのが当たり前のようです。書き手の文化によれば、「どうか」という言葉をそこに使った時、「手続きは順調です。ただ、会議の日程がこれで良いかどうかお知らせください」等という意味だったそうです。
私が始めに受けた印象とは大分違いました。
人の話を寛大に聞くことを怠る時、よく誤解が生じます。そして、そのままとっさに反応してしまう時、言うべきではなかった言葉が飛び出してしまうものです。
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